11月8日(金)に乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站科目「日本語教育論」「教職実践演習セレクトセミナー」で「日本語指導が必要な子どもとことば」と題した授業を行いました。前半では「日本語教育論」受講中の留学生による母語レッスンを通し、新しい言語を学ぶ不安や楽しさを体験しました。また、後半の宮谷雪先生(奈良県教育委員会日本語指導講師、大和高田市立菅原小学校)の講話では、ご自身の外国人児童としての経験、日本語指導員としての経験を聞くことができました。
【留学生の母語レッスンに対するコメント】
?留学生の方の母語レッスンで初めて中国語の挨拶を話しました。初めてで正しい発音がわからない中、覚えることがたくさんになってくるとどんどん不安になっていく気持ちになりました。この経験は子どもたちの気持ちを考えるきっかけになったと思います。
?上手くできなかったことや何を言っているのかがわからないことが1番難しいと感じた。この感覚を普段から味わっている人々が少なからずいるということを実感できた。
?韓国語は、今まで全く学んだことがないし、韓国ドラマなども全く見ないため、未知の言語で不安があった。丁寧に教えてくれたり、自分が韓国語を話した後に褒めてくれたりすると、嬉しくなるし自信をもてるなと感じた。
【宮谷先生の講話に対するコメント】
?留学生の方の母語レッスンを受けたあとに宮谷先生のお話を聞いて、日本語指導が必要な子どもの緊張や不安を考えながら聞くことができました。自分が思っていたよりも丁寧な対応が求められると感じました。日本人としての当たり前を押し付けず、これは知っているのかなとか知っているならどのレベルから指導が必要なのかを理解して対応しなければならないと気づくことができました。
?日本語が通じない児童生徒に対して、日本語の読み書きを教えることは知っていましたが、日本語を習得することによって、家庭内で同じ言語が話せなくなるという、ところまでは考えられていなかったので、母語のレッスンも重要であると改めで気付かされました。