奈良教育乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站理数教育研究センターでは、乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站6年8月29日~30日の2日間、県下山村部にある曽爾小中学校で「サマースクール 2024イン 曽爾」を開催しました。このサマースクールは、曽爾村との包括連携協力協定に基づいて行われたものです。本学が推進する、優れた教育実践力を持つ理数科に強い教員の養成を目的とした理数教育プログラムに参加する学生や教員が、理科?数学(算数)実験を中心とした特別授業を行いました。普段できない実験などを目の当たりにした児童?生徒は、驚きと感動を胸に授業に取り組んでいました。子どもから大人まで、素晴らしい曽爾の自然環境の中で、共に思う存分学びました。これらは、奈良教育乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站及び曽爾村双方における教育?研究の充実につながる有意義な取組であり、連携協力事業として大きな成果をあげるものとなりました。
過去のサマースクール イン 曽爾
開校式ではまず、平松校長先生からお言葉を頂き、引き続き常田センター長、新理数2回生代表の挨拶がありました。こうして2日間のサマースクールがスタートしました。
7~9年生の皆さんと移動式プラネタリウムで昼間から星空観察を楽しみました。ベガ(織姫星)、アルタイル(彦星)、デネブからなる夏の大三角、アンタレスを心臓にもつさそり座や、北の空に見える北斗七星とカシオペア座から北極星を見つける方法を勉強しました。「初めてプラネタリウムを観る」という声も多く、とても良い機会でした。曽爾村の綺麗な星空でたくさんの星と星座を見つけてください。
アイスブレイクでは漢字連想ゲームをしました。代表者を正解に導くため、グループで協力しながら漢字を考えました。ヒントとして出す漢字の順番を考えたり、お題に近い意味を持った漢字を吟味したりとそれぞれのグループで面白い工夫が見られました。学年を超え楽しく交流でき、その後の勉強を気持ちよく始めることができました。
7~9年生に対して、新理数生企画による科学実験ブースの出展を行うチャレンジ!サイエンスを実施しました。
紫キャベツを使って、酸性やアルカリ性について学びました。紫キャベツから得た紫色の液体でオリジナルの試験紙や試験液を作り、pHによって色が変化するという特性を持つことから、酸性やアルカリ性での色の変化を観察しました。レモンやお酢、重曹、石鹸などの身近なものを調べ、学びを深めると共に、「どんな色になるだろう」「何性かな」「pHはどのくらいだろう」と実験を楽しんでもらいました。
今回は、数学でテセレーション(幾何学模様)について授業を行いました。テセレーションを作成する体験を通じて数学の日常とのつながり、図形が作る敷き詰め模様の多様性について学習しました。それだけでなくテセレーションの美しさも感じることができ、単純な数学の面白さだけでなく、新たな視点である数学と美術のつながりも感じることができていました。
3~6年生に対して、新理数生による理科?数学(算数)実験ブースの出展を行うサイエンスルームを実施しました。
今回の授業では、ヒンメリを用いて正多面体について授業を行いました。中学校で習う正多面体の法則性が成り立つ理由を考えました。また、1つの頂点に集まった面の数を調べ、正三角形が 3 、4、5枚の次の6枚だとどうなるのか、2枚のときはどうなるのかを考えることによって正多面体が5種類しかない理由を考えました。
プロジェクト教員が3~6年生と1~2年生に講義?実験を行いました。
講師:奈良教育乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站 藤井智康
今年のサマースクールでは、台風接近の影響をうけ、曽爾川での調査ができなかったため、 室内での簡単な実験を通して水環境について考えてもらうプログラムになりました。「川や湖の水質がきれい、汚いとはどのようなことだろうか?」、また、「どのようにこれらを判定しているのか」を理解してもらうために、様々なものを混ぜた液体(ここでは、食塩?カオリン?グラニュー糖)を作成し、簡易水質測定キットであるパックテスト(pH、COD)や機器(電気伝導度)を用いた水質測定を行いました。これらより、見た目は無色?透明でも、有機物量の指標となる化学的酸素要求量(Chemical Oxygen Demand:COD)の値が高くなるものがあり、水質汚濁の原因が何かを知ってもらえたと思います。子どもたちは、数値の変化やパックテストの色の変化などを色々考え、真剣に実験に取り組んでいました。
講師:奈良教育乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站 上村尚平
この授業では回折格子を用いた簡易的な分光計を作成し、自然光やLED蛍光灯の光など様々な光の観察を行いました。また,レーザーポインターと回折格子を用いた光の干渉実験も行い、光が波であることについて学びました。生徒たちは自分の手で作成した分光器を通じて、白い光でも光源によって違いがあることに気づいたり、干渉によって光点が無数に増えることを観察して、楽しみながら学んでいました。
講師:奈良教育乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站 石田正樹
1?2年生は、いつもなら外にでて虫とりですが、たいふうがきていたので、おへやの中でずかんをつかって、虫のべんきょうと工作をしました。ずかんでは、ハチの絵を見ながら、むしのからだのつくりの説明をうけました。あたまには口や目そしてしょっかくがあり、むねにはあしが6つ、はねが4つあることをしりました。エサのたべ方もいろいろです。食べるもののちがいで口の形もちがっていました。変身するものや巣をつくっていっしょに生活するものもいることを知りました。工作では、小学校の先生や乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站生といっしょにカブトムシのペーパークラフトを作りました。山おりと谷おりがあったりで、ちょっとむずかしかったけど、立体的なカブトムシができました。できたカブトムシは、虫かごに入れて持って帰りました。
閉校式では平松校長先生からお言葉を頂きました。引き続き今回のサマースクールの陣頭指揮をした松本先生より挨拶がありました。その後、新理数2回生代表、曽爾小中学校生徒代表の挨拶の交換が行われました。こうして2日間が無事終了しました。