微分方程式論の一端を覗く-自由落下運動と2次元点渦系を例に-(高橋 亮 著) -奈良教育乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站 出版会-
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私的見解ですが、2つの間口から入門するとよいと考えます。一つ目は古典力学です。たいていの古典力学の教科書には、典型的な常微分方程式とその解法が記載されており、(物理的内容を除き数学的内容だけをみれば)難易度は高くありません。そこでは物理現象と常微分方程式の関連性も概観することができるでしょう。二つ目は常微分方程式系の力学系です。これに関しては、下記参考文献【1】の一読を推薦します。常微分方程式の解を求積しなくとも解の性質を調べることができることを、豊富な例によって解説しています。また、常微分方程式は数値シミュレーションと相性がよいので、もし余力があれば、常微分方程式の解を数値シミュレーションによって可視化すると勉強が楽しくなるかもしれません。 [ 参考文献 ] 【1】Morris W.Hirsch 他、『Hirsch?Smale?Devaney 力学系入門―微分方程式からカオスまで』、共立出版(2007年) 【2】鈴木貴、大塚浩史、『楕円型方程式と近平衡力学系(上)-循環するハミルトニアン―』、朝倉書店(2015年)
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