理科教育学を構築し、分かる授業を展開する(石井 俊行 著) -奈良教育乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站 出版会-
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- 2 - 一方で、私の研究室では、この「理科教育学」の中の、理科をどのように教えれば生徒たちの理解が深まるのかについての授業の進め方について研究をしています。 具体的には、理解しにくい単元について、理解を困難にしている要因を明らかにし、それを克服するための教え方の工夫について研究をしています。 3.今までの研究内容 今まで行ってきた主な研究テーマについて以下にまとめてみます。 ① 中学理科の圧力の理解を深めさせる指導に関する一考察:数学の反比例の学習を活かして ② 学習の共通性を見いだす能力を高めさせる指導に関する一考察:濃度と湿度の飽和の概念を通して ③ 教科間における学習の転移を促す条件に関する考察とその提言:理科「光の反射」と数学「最短距離」の作図を通して ④ 理科と数学の教科間における問題解決に関する一考察:フックの法則、オームの法則の事例を通して ⑤ 実験結果と作図とを乖離させない理科指導の必要性:光の反射を事例にして ⑥ 理科における物質の性質を活用したものづくりの工夫:クリップモータの制作を通して ⑦ 中学生に“フェルマーの原理”を学習させることの有効性に関する研究 ⑧ 分解と化合における子どものわかりやすさからみた学習の順序性とその指導法に関する提言 ⑨ 中学生に複雑な回路になってもオームの法則が適用できる能力を高めさせるための指導に関する一考察 ⑩ 生徒たちに理科を学ぶ意味を見出させる授業の工夫:興味?関心を高めさせる教材開発を通して ? 唾液がデンプンを麦芽糖に変える"実験に関する研究:フィルムケースを使用しての個別化を通して

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