身近なカエルとヘビ最初のページへ50音順リストへ両生類リストへ爬虫類リストへ

アカミミガメ(ヌマガメ科)
学名:Trachemys scripta elegans

甲長12〜20cm,最大28cm。
アメリカ合衆国のオハイオ・アイオワからニューメキシコが原産地。


アカミミガメ。
 ミシシッピーアカミミガメともいい,北アメリカ原産のカメです。小さい時は甲羅や体が緑色をしているため「みどりがめ」と呼ばれて店で売られていて、ペットとして飼われることも多いようです。手に負えなくなったペットをよかれと思って逃がす人が多いため,各地の川や池で野生化してしまいました。大きくなると甲長25cmくらいになります。
 

アカミミガメの顔。
 アカミミガメは目の後ろに赤い模様があります。実際の耳より上に模様があるのですが、この模様のため「赤耳亀」といわれています。大きくなると結構凶暴でくちばしで噛まれるととても痛い思いをします。子供には気をつけさせた方がよいでしょう。

アカミミガメのオス。
 アカミミガメのオスを大きさ順に並べた写真です。オスの大きな個体は体全体が黒っぽくなります。甲長が17cmを越える(写真ではノギスの左側)と背面の甲板は模様がはっきりしなくなります,灰黒色を帯び甲板の境目が黒く縁取られたようになります。また,顔も灰黒色を帯び,「赤耳」模様も見られなくなり,喉や首の筋模様もはっきりしなくなります。
 17cm以下の甲長のものは,背面の模様が見られ,腹甲板の黒い斑点模様も見られます。
 アカミミガメのオスは前足の爪が長くなるので区別できます。