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ニホンイモリ(イモリ科)
学名:Cynops pyrrhogaster
体長:オス8〜10cm,メス10〜13cm。
本州・四国・九州・佐渡・隠岐・壱岐・大隅諸島・中之島などに分布。
イモリ。
奈良県の大和高原ではごく普通に見られる種ですが、奈良盆地ではその分布は丘陵地の湿原やそのふもとの水田などにわずかに見られるだけになりつつあります。
イモリのオス。
繁殖期のオスは紫色を帯びた体色になります。睾丸や耳の辺りにある耳腺が大きくなるので簡単にオスだと分かります。
イモリは耳腺から自衛用の分泌物を出すので、イモリを触った手で目をこすったりすると目が開けられないほど痛いです(体験談)。
フグ毒と同じ成分を含むそうですので、気をつけた方がいいでしょう。
イモリに限らず、動物を触った後は手を洗うことを心がけましょう。
イモリのお腹。
「あかはら」と呼ばれるのは、このお腹のためです。お腹の模様は個体ごとに違います。この腹の赤みは、地域によって違いがあるとも言われています。