●胞子紋(ほうしもん)をつくって観察しよう!

キノコの胞子はとても小さいものです。
とても肉眼で形がわかるようなものではありません。
けれども胞子紋(ほうしもん)をとって色を観察することはできます。

胞子紋はわりと簡単にとることができます。
特別な道具は必要ありません。以下に順を追って解説します。
ぜひチャレンジして下さいね。


<用意するもの>

□ 新鮮なキノコ
□ アルミ箔(または黒い紙、白い紙)
□ コップなど(ふたをするもの)
□ ハサミかナイフ(柄を切る)

●キノコの柄を切って、アルミ箔に柄のあった方を下にしてそっと置く。

●コップなどでふたをする。

これは風などで胞子が飛ばないようにという意味と
容器内の湿度を上げて胞子の飛びやすい状態を作る意味があるようです。
乾燥気味のキノコの場合、少し湿らせた綿花を入れてもいいでしょう。
このまま数時間放置します。

●うまくいけば、胞子が積もってこんな模様ができます。
これが胞子紋(ほうしもん)です。
たくさんの胞子が積もっているので胞子の色がはっきりと観察できます。
放射状のなかなかきれいな模様ができます(もちろんキノコの種類によっては違った模様にもなります)。
ここから胞子だけをとって顕微鏡で観察することもできますね。


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