4月〜7月にかけて白から薄桃色の花を咲かせる、北アメリカ原産の帰化植物。大正時代に日本にやってきたのですが、今では街中や草原にいたるまであらゆるところに見ることができます。高さは30〜100cmくらいになります。 
             キク科の植物は一見一つに見える花でも、近寄ってじっくり見ると小さなたくさんの花が集まっているものが多く、ハルジオンもその中の一つです。実体顕微鏡で見るとよく見えますよ! 
             ハルジオンのそっくりさんでヒメジョオンがあります。ヒメジョオンは同じ北アメリカ産の帰化植物です。同じ植物だと思っていた人もいるんじゃないでしょうか? 
             図鑑を持ち歩かなくても区別がつくハルジオンとヒメジョオンの簡単な見分け方を紹介しますね。 
             
            <ハルジオンとヒメジョオンの簡単な見分け方> 
            ■つぼみ 
             つぼみを見てみましょう。 
             ハルジオンはつぼみの頃おじぎをしたように花序がうなだれ、濃いピンク色をしており、ヒメジョオンは花はうなだれません。 
            ■花期 
             花の咲いている時期を見てみましょう。 
             ハルジオンは4月〜7月にかけて花を咲かせ、ヒメジョオンは6月〜10月にかけて花を咲かせます。 
             ハルジオンのほうが咲き始めるのは早いです。 
            ■葉 
             葉のつき方をみてみましょう。 
             ハルジオンは葉の根元が茎を抱き、ヒメジョオンは茎を抱きません。 
            ■茎 
             茎をナイフで輪切りにしてみましょう。 
             茎の真ん中が空洞のようになっているのがハルジオンで、スポンジ状の白いものがつまっているのがヒメジョオンです。 
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