サルスベリ(猿滑り)        Lagerstroemia indica     ミソハギ科                          

花序

アップ!

一つの花

葉その1

葉その2

すべすべの幹

赤く色づく

紅葉した葉
 7月〜9月にかけて花を咲かせる落葉低木で、高さ3〜9mくらいになります。原産地は中国。
 
 春の花が咲き終わるころにサルスベリの花が咲き始めます。梅雨も終わり夏本番!私の出番!!といわんばかりに元気よく咲きます。
 花序は枝の先につけます。花期は長く、夏も終わり、ちょっと涼しくなり始めるころまで咲き続ける夏の花です。
 花序はくしゃくしゃっとなった花弁(花びら)だらけで、どれが一つの花だか分かりづらいのですが、手にとって間近で見ると、おもしろい形をしています。とてもきれいですよ。花の色はピンクだけでなく白い花を咲かせるものもあります。
 
 「サルスベリ」だなんて、おもしろい名前だと思いませんか?名前の由来は樹肌の様子からきているそうです。
 樹肌を見てみると、他の樹木のように表面がざらざらごつごつしておらず、つるつるすべすべなのです。実際に手で触ってみてほしいのですが、とてもきもちいいですよ。
 「木登り上手のサルも、これほど樹肌がなめらかだったら足をすべらせて登れないだろう」ということから、この名前がつきました。樹皮の模様も、まだらに皮をはいだようで特徴的ですよね。
 花期が長いので、別名「ヒャクジツコウ(百実紅)」といいます。

 秋には深い赤色に紅葉します。
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