3月〜6月ころに花を咲かせる帰化植物です。荒れ地や道端でよく見られます。 
              
             花を見ると一見ナズナに似ているのですが、雌しべの部分の形が大きく違います。 
             花が咲くと、どんどん雌しべの部分が伸びてきます。伸びかけの花は、雌しべが極端に長いので何とも奇妙な感じがします。初めてこの花に気が付いたときは、びっくりしました。花からかなり長く雌しべが飛び出ていたので、「こんな変な形の花見たことない。気味悪いわ〜」と思ってしまいました・・・。 
             今思えば、ただ無知だっただけなんですけど。 
              
             「タネツケ」だから、種を何かにくっつけて運ばせるからこの名前なのかなと思ったのですが違ったようで、イネの種籾(たねもみ)を水に漬けて苗代(なえしろ)を作るころに花を咲かせるのでこの名前が付いたそうです。 
             種は熟すと、長い部分の茎側から弾け飛び、弾けた勢いで周りに散布されます。 
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