植物用語の解説
文章中に出てくる植物用語の簡単な解説です。
  分からない言葉はここで調べてみましょう。 50音順で並んでるよ! 
参考 全国農村教育協会 ミニ雑草図鑑
牧野日本植物図鑑
植物用語 読み方 解説
あ行 一年生草本
(一年草)
いちねんせいそうほん
(いちねんそう)
 一年内で発芽、開花、結実をし枯れて死んでしまう草のこと。 
越年草 えつねんそう  種子が発芽しても年内に開花せず、次の年に開花、結実して枯れて死んでしまう草のこと。
雄花 おばな  オスの機能のみをもった花。
か行 街路樹 がいろじゅ  街路に人の手によって植えられている樹木のこと。地域により樹種はさまざまである。
花期 かき  植物が花を咲かせる時期。
がく がく  花弁の外側で花弁を支えているもの。
殻斗 かくと  いわゆる「ドングリ」についている帽子の部分のこと。
がく片 がくへん  一枚一枚のがくのこと。
花茎 かけい  花だけをつける茎。
花糸 かし  おしべの一部でやくをささえている柄。
果実 かじつ  子房が成長したもの。
花序 かじょ  花が枝や茎に規則正しくついている状態。
花粉 かふん  おしべにあり、オスの核が入っている。
花弁 かべん  花びらのこと。
帰化植物 きかしょくぶつ  外国から何らかの理由で日本にもちこまれ生育している植物。日本にはもともと存在しなかった。
鋸歯 きょし  葉の縁のぎざぎざの切れ込み。
合弁花 ごうべんか  花弁が基部(つけねのほう)でくっついている花。
剛毛 ごうもう  太いがさがさした毛。
紅葉 こうよう  植物の葉の色が変わること。
広葉樹 こうようじゅ  葉が針のように細くない木。
互生 ごせい  葉のつき方。一枚ずつ互い違いにつく。
根生 こんせい  葉のつき方。根から葉がでているように見える。
根出葉 こんしゅつよう  茎が非常に短いので、根元や地下茎から直接に葉がでているようにみえるもの。 
さ行 在来植物 ざいらいしょくぶつ  日本にもともと存在した植物。
サソリ型花序 さそりがたかじょ  花序のかたち。サソリのしっぽのようにくるっと巻いている。
左右相称 さゆうそうしょう  花冠のかたち。左右が鏡でうつしたように対称。
自家受精 じかじゅせい  同一の花の中で受粉を行うこと。遺伝的に同じもの同士のかけあわせとなる。
自生 じせい  人の手によって植えられたのではなく、もともとその地域に生えていること。
子房 しぼう  めしべの下部のふくらみのこと。
雌雄異株 しゆういしゅ  雄花と雌花がそれぞれ別の株につく。
雌雄同株 しゆうどうしゅ  雄花と雌花が同じ1本の株につく。
受精 じゅせい  卵と精子が接合すること。
受粉 じゅふん  柱頭(めしべの先)にに花粉がつくこと。
常緑 じょうりょく  秋から冬にも落葉せず、1年間を通し常に緑葉のある木。
植栽 しょくさい  人の手によって植えられ栽培さていること。
心皮 しんぴ  子房の壁のこと。
総苞 そうほう  花序の基部に包葉が密着したもの。
た行 対生 たいせい  葉のつき方。葉が茎をはさんで向かい合ってついていること。
多年生草本
(多年草)
たねんせいそうほん
(たねんそう)
 地上に出ている部分は毎年枯れるが、地下部は枯れずに残り何年も生きる草。
単性花 たんせいか  花の種類。オス、メスが同一の花にない。
地下茎 ちかけい  地下にある茎のこと。養分を蓄えたりしている。
虫媒 ちゅうばい  繁殖様式。虫によって花粉が運ばれる。
つる性 つるせい  植物の形。
同定 どうてい  名前を調べ決定すること。
な行 ノゲ のげ  ノギともいう。イネ科植物の穂にできる細長い毛状、またはとげ状のもの。
は行 被子植物 ひししょくぶつ  胚珠が子房に包まれている植物のこと。地球上で現在、最も繁栄している。 
風媒 ふうばい  繁殖様式。風によって花粉が運ばれる。
分枝 ぶんし  茎や根から枝を出すこと。
平行脈 へいこうみゃく  葉脈の走り方。葉の中央脈にそって、平行に走る脈。
閉鎖花 へいさか  つぼみのままで花が十分に開かず、自家受精によって結果する花。
放射相称 ほうしゃそうしょう  花冠の形。花弁が放射状になっているもの。
包葉 ほうよう  花柄の根元にある葉。がくとよく似ており、たんぽぽのがくのように見える場所が包葉である。
ま行 むかご むかご  肉芽、球芽ともいう。葉の変化した球形のもので葉腋につく。中に養分をたくわえており、地上に落ちて発芽する。
雌花 めばな  メスの機能のみをもった花。
網状脈 もうじょうみゃく  網目のような模様の葉脈。 
や行 やく  おしべの一部で中に花粉が入っているふくろ。
葉腋 ようえき  葉が茎につく部分の上側のところ。
葉脈 ようみゃく  葉の中を通っている管で水分、養分の通り道となる。
ら行 落葉 らくよう  葉を落とすこと。
裸子植物 らししょくぶつ  胚珠が子房に包まれておらずむきだしの植物のこと。
離弁花 りべんか  花弁が基部(付け根の方)でくっついておらず、一枚一枚離れている花。
両性花 りょうせいか  花の種類。オス、メスが同一の花に存在する。
輪生 りんせい  葉のつき方。茎を中心に囲むようにつくつき方。
ロゼット ろぜっと  互生の一種。タンポポのように、茎が極端に短く、根元から葉が放射状に広がる。
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