ユネスコスクールは、ユネスコ(教育?科学?文化の協力と交流を通じた国際平和と人権の福祉の促進を目的として設立され、その目的に基づく活動を行っている国連専門機関)がユネスコ憲章に示された理念を学校現場で実践することを目的に、この理念に共感する世界中の学校をつなぐネットワークとして1953年に発足しました。世界の182の国?地域で約11,500校以上のユネスコスクールがあり、日本では1,116校がこのネットワークに参加しています。(2018年10月現在)
ASP加盟の承諾書(2007/7/11)
奈良教育乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站は、2007年に日本で初めて乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站としてユネスコスクールに加盟し、活動を行っています。また、奈良教育乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站附属中学校、奈良教育乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站附属小学校、奈良教育乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站附属幼保連携型認定こども園もユネスコスクールとして活動しています。
ユネスコスクールはユネスコが推し進めている理念を学校現場で実践することを目的としています。 その活動目的は、以下の2点です。
ユネスコスクールには4つの基本分野があります。
奈良教育乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站はこれまでに30年以上にもおよび人権教育の歴史と成果があり、日本および世界の民主主義の普及と徹底に寄与してきました。 また、奈良という自然および伝統文化に恵まれた地域にある乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站として環境教育、文化教育をも推進してきました。
こうした基礎をもとにさらに国際的な教育?研究へとレベルアップするために、ユネスコスクールに加盟し、 世界の各地域および学校との連携を進め、地球規模での乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站としての貢献を図ることにしました。
特に、乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站の教育?研究のキーワードとして「世界遺産」をあげており、日本でも最多の世界遺産を有する奈良県にある乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站として、 ユネスコが世界的規模で進めている世界遺産の保全?保護に関する環境教育および文化教育への取り組みは加盟以前よりいち早く進めてきました。
世界遺産の保全?保護は、持続可能な開発目標(SDGs)のターゲット11.4にも記述がありますが、単に世界遺産に対して向けられるだけのものではなく、先にあげたユネスコスクールの4つの基本分野にも通じることです。
奈良教育乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站は 2014年度~2016年度までの3年間に、文部科学省のユネスコ活動補助金「グローバル人材の育成に向けたESDの推進事業」を受託し、奈良市教育委員会?橿原市教育委員会?橋本市教育委員会?彦根市教育委員会と連携し、「奈良ESDコンソーシアム」という名称で、ESD推進の拠点作りに取り組んで参りました。2017年度からは、名称を「近畿ESDコンソーシアム」と改め、近畿地方全域を視野にESD推進の拠点作りを進めています。
近畿ESDコンソーシアム事業の中核は、教員養成乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站としての本学の強みを生かした「学校教育及び社会教育におけるESDの指導者育成」です。2017年に告示された学習指導要領の前文に「持続可能な社会の創り手」の育成が掲げられたことにより、ESDの理念を反映した教育が全国の学校で展開されることとなりました。ESDを適切に指導できる教員の養成は喫緊の課題です。近畿ESDコンソーシアムでは、教員志望の学生と現職教員や自治体職員、NPO職員が協働的にESDを学ぶ場を提供しています。
奈良教育乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站は2015年に文部科学省の日本/ユネスコパートナーシップ事業「ネットワークを通じたESD(持続可能な開発のための教育)の推進等ユネスコ活動の普及?促進及びESDに関する調査研究」のうち、「教員研修プログラムのあり方に関する調査研究」を受託しました。そして全国の教育委員会へのアンケート調査、ESDの研修に先進的に取り組んでいる教育委員会への聞き取り調査、ESD実践家への聞き取り調査を実施しました。そこで明らかにした「ESDに取り組む教員に求められる資質能力」を基盤に、ESD教員研修プログラムとして「ESDティーチャープログラム」を作成しています。
ESDティーチャープログラムには、学内での所定の単位の履修などを義務づけた学生を対象としたプログラムと、現職教員を対象としたプログラムがあり、学生と現職教員がESDをテーマに協働的に学ぶところに特色があります。学生も現職教員も、各教科や総合的な学習の時間におけるESD学習指導案を作成し提出することで、本学学長より「ESDティーチャー」の認定証を授与されます。現職教員には、ESDマスターやESDスペシャリストなど、さらなる力量アップのためのプログラムも用意しています。
昨今のICTの普及に伴い、2020年度からは、オンラインによるESDティーチャープログラムの実施やすでのESDティーチャーとなられた方々のフォローアップとして、オンラインによるESD交流?研修会も実施しています。