※所属および記事の内容は、作成当時(乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站5年度)のものです。
私は乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站の4年間、本学の書道教育専修に所属していました。そこでは書道の理論や表現方法について幅広く学び、授業や展覧会での作品制作や作品鑑賞を通じて書道の魅力に触れてきました。その中で、特に仮名書道という日本で生まれた書道の分野に関心を持ち、仮名書道の文字造形や表現技法、教育での活用に関する専門性をより高めたいと思い、乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站院への進学を決めました。
自分が研究したい分野の先生のもとで学びを深められることや、伝統文化の持続発展や国際理解への視野を広げながら自身の研究を進めることができることから、奈良教育乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站院の修士課程を選びました。
私の専門分野は書道ですが、本修士課程では、書道の授業やゼミの他に国際理解や言語文化に関する講義、奈良の地を巡るフィールドワークの授業などがカリキュラムに組まれています。これらの授業は書道の理論や技術に直接的な関係があるというわけではないですが、SDGsや多文化共生への理解を深め、自身の専門分野や研究テーマを広い視野で捉えることにつながっています。そして、これらの授業では自分と異なる専門分野の学生や外国人留学生とともに学んでいるため、自分にはなかった考え方や新たな課題の発見があり、学生同士が良い刺激を受け合っています。また、授業とは別に専門分野である仮名書道の研究室に所属し、週に一度ゼミ活動を行っています。ゼミでは、古筆と言われる平安時代を中心とした仮名作品の臨書を通して仮名の文字造形や筆遣いを分析し、作品制作や仮名書道の普及活動に生かしています。特に、仮名書道の魅力を地域で伝える活動に積極的に取り組んでおり、ならまちにある奈良市立杉岡華邨書道美術館や奈良市立の小学校と連携したワークショップを通じ、仮名書道や伝統文化の継承?普及?発展に貢献する学びを実践的に深めています。
本修士課程には、他乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站や他乐竞体育_乐竞体育app下载-官方网站からの進学者や教職?社会人経験者、外国人留学生など社会的?文化的な背景が異なる人たちと共に学ぶ場や、学外の施設や学校現場と連携して行う授業やゼミ活動の機会が整っています。文化財が多く残る奈良だからこそできる多くの経験を通じて、伝統文化や国際理解の知見を広げながら自身の専門分野を深化させることができると思います。