書道教育専修の1回生は、4月に奈良の伝統産業である「奈良墨」の老舗?株式会社墨運堂を訪れ、「握り墨」体験を行いました。
あたたかい生の墨を握る本体験では、自分の手形の墨をつくることができます。
作成した墨は、約3か月間、桐箱にて密封し、乾燥しなければなりません。7月にはその開封式を当該学生たちが企画し、墨運堂からも2名の社員の方々にお越しいただき、墨についてのご講義をしていただきました。
学生たちの握り墨はすべてうまく乾燥が進んでおり、固形墨として完成していました。割れていることも珍しくないため、緊張の開封でしたが、全員無事に墨ができたことを喜びあいました。
これからもこの経験を活かして、地域の伝統産業や伝統文化についての学びを深め、教育普及活動に活かしていきたいと思います。
ご協力いただきました株式会社墨運堂の方々に、感謝申し上げます。